自動車事故というのは企業活動の中ではつきものです。社有車の事故もあれば通勤時のマイカー事故もあります。こうした自動車事故の防止について、何ら取り組まない企業がある一方で、専任の担当者あるいは部門まで作って熱心に取り組む企業もあります。もちろん、日本の運輸事業者のように安全への取り組みを国から求められている業種もありますが、そうした業種の中でも取り組みの温度差には大きなものがあります。
ここで、自動車事故防止活動の効果というものを考えてみましょう。
かつて自動車事故防止活動は、事故を削減することによる経済的な損失を縮小させるという、マイナスを縮小させるだけの利益を生まない消極的な取り組みとして捉えられていました。ところが、自動車事故防止活動を社内コミュニケーションの円滑化や企業イメージの向上といった前向きの効果をもたらす活動として位置づけ、一定の投資も行いつつ積極的に取り組んでいる企業では、コストの削減や企業イメージの向上といったプラスの側面が大きく現れてきています。日本では、CSR活動の一環として自動車事故防止に積極的に取り組む企業が増えてきていることは、皆さんがご存じの通りです。
今後、中国をはじめとするアジア諸国の企業にも、同様の動きが広がるものと私たちは予想しています。私たちRTSジャパンの役割は、そうした企業・組織における自動車事故防止活動を成功に導くことなのです。
中国での自動車事故を削減するためには……安全文化
中国の自動車事故統計を見ると、中国での自動車事故による死亡者数はピーク時から減少してきてはいるものの、日本に比較して極めて高い水準にあり、安全な社会を築いていくためには、政府や公安部門の取り組みに加えて、各企業内での道路交通安全に向けた取り組みが求められています。
企業等の組織における道路交通安全(自動車事故防止)の取り組みは、「年間の事故を20%削減しよう」とか「自動車事故無事故運動」といった漠然としたスローガン的なことを連呼しても実効が上がりません。自動車事故防止活動を実効あるものとしていくためには、自社の組織における事故の特徴や原因を分析したうえで、同様の事故の再発を防止しつつ、ステップバイステップで組織としての安全文化を作り上げていく必要があると私たちは考えています。
これは、日本であろうと中国であろうと変わるものではありません。
日本でも安全文化が育っていない企業では事故が多発していますし、中国でも安全文化の醸成ができている企業では事故件数が抑制されています。
RTSジャパンは、組織内での道路交通安全文化の醸成を図り、その結果、企業としての直接的・間接的な損害を回避するとともに、従業員、消費者・取引先や地域社会などステークホルダーの満足度の向上を図る中国所在企業・組織の取り組みを支援しています。
RTSジャパンは、企業・組織の道路交通安全文化は、自動車事故防止活動のPDCAサイクルをスパイラルアップしていくことを通じて、醸成していくことが可能だと考えています。下図はRTSジャパンが考える自動車事故防止活動のPDCAサイクルですが、RTSジャパンは図の「PDCAサイクルのすべての局面」に関与していきます。具体的には、事故原因分析に始まり、再発防止策と年間計画の立案・トレース、各種講習・ミーティングの実施や現場モニタリングなどを行います。
中国での自動車事故防止(道路交通安全)はRTSジャパンにお任せ下さい。
自動車事故防止活動スターターキット
貴社では、自動車事故防止活動を効率的・効果的に展開していくための各種ツールは揃っていますでしょうか。
「自動車事故防止活動スターターキット」は、中国の会社・組織が自動車事故防止に取り組むための管理ツールを一つのフォルダに集約したものです。運行管理規程、年間計画表、四半期ごとの総括表、ドライバーへの研修記録簿といったPDCAサイクル活動に欠かせない帳票はもちろんのこと、自動車事故報告書やマイカー通勤管理簿といった帳票まで、中文で取り揃えています。
また、「中国語での道路交通安全訓話集」や「中国の道路交通安全法の和訳」なども販売しています。
自動車事故原因分析サービス
貴社から提出された自動車事故報告書をもとに、貴社で多く見られる事故の類型、多発場所やドライバー層などを分析します。この分析結果をもとに、多発している事故の削減に効果的な事故防止計画を立てることが、PDCAサイクルに基づく事故防止活動の出発点です。
貴社でしていただくことは事故報告書を弊社に提出することだけです。3週間以内に分析結果とアドバイスレポートを送付します。貴社内でこの分析結果とアドバイスレポートをもとに年間計画をご検討いただくと、効率的・効果的な事故防止活動が可能になります。
なお、本サービスの料金は事故件数1件あたり350円を標準としています。
企業や組織の自動車事故防止活動の成否を決めるのは管理者です。これは万国共通の法則だと私たちは考えています。日頃からドライバーに接し、ドライバーの体調や心理面などの変化を認識したうえで、毎日の安全指導ができる立場にあるのは管理者以外にいないからです。
自動車事故防止活動で成果を挙げていくためには、まず、管理者が事故が会社・組織に及ぼす影響の大きさを理解したうえで、事故防止活動の目標を自らの目標として認識し、ドライバーへの安全教育スキルを身に着け実践していくことが何よりも重要です。
当社では、日本語または中国語で管理者の方々への講習への講師派遣を行っています。
貴社の自動車事故防止活動を年間または半年間を通じて支援するサービスです。貴社での事故防止活動のPDCAサイクルが円滑に回り、事故防止効果が顕在化するように、日本での豊富な経験を生かしつつ、中国の法制度や文化を踏まえ、コンサルティングを行います。
下図はRTSジャパンが考える自動車事故防止活動ですが、RTSジャパンは図の「PDCAサイクルのすべての局面」に関与していきます。具体的には、事故原因分析に始まり、再発防止策と年間計画の立案・トレース、各種講習・ミーティングの実施や現場モニタリングなどを行います。
料金は訪問回数や講習・ミーティング実施回数などにより変化しますので、ご連絡・ご相談いただければ、お見積りいたします。

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