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中国の交通事故統計

 以下の内容は、主として「中華人民共和国道路交通事故統計年報(2013)」(以下「交通事故統計年報」とします。)から抜粋したものです。
 このページでは、「交通事故統計年報」に基づき、自動車事故の状況の概要を紹介します。中国の自動車事故の現状を把握することができます。中国での事故防止の取り組み状況、成果や課題については「交通事故統計年報」巻頭の概要説明に記載されています。

中国道路交通安全法(2011年5月1日施行)の和訳を販売しています

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自動車台数の増加と事故件数や死亡者数の推移

 中国はモータリゼーションの急速な進展途上にあり、自動車台数は著しい右肩上がりで増加しています。2013年の保有台数は5年前の約2.7倍であり、10年前と比較すると約5.7倍になっています。そうしたなかで、自動車事故件数も増加し、2001年には死者数(事故後1週間以内に死亡した者も含まれます。)が10万人を超え、2002年の109,381人がピークとなっています。2003年以降公安当局が交通違反を減らす取り組みを強化するとともに2004年に道路交通安全法が施行されたことなどから、自動車台数は依然として急増するなかで、その後は事故件数や死傷者数は下降傾向にあります。
 なお、グラフには事故件数は載せていませんが、事故件数の年度別推移は死亡者数と同様の推移を示しています。詳しくはグラフ下の表をご覧ください。



年度 事故
件数
(件)
死亡者数
(人)
自動車
保有台数
(含む二輪等)
(万台)
1990 250,297 49,271 1,476.26
1991 228,278 53,292 1,657.66
1992 242,343 58,729 1,945.03
1993 253,537 63,508 2,331.64
1994 271,843 66,362 2,735.60
1995 287,685 71,494 3,179.78
1996 304,217 73,655 3,609.65
1997 346,129 73,861 4,209.32
1998 412,860 78,067 4,507.70
1999 616,971 83,529 5,404.73
2000 754,919 93,853 6,000.49
年度 事故
件数
(件)
死亡者数
(人)
自動車
保有台数
(含む二輪等)
(万台)
2001 773,137 105,930 6,851.88
2002 667,507 109,381 7,975.68
2003 517,889 104,372 9,649.96
2004 450,254 107,077 10,783.44
2005 378,781 98,738 13,039.45
2006 327,209 89,455 14,522.90
2007 265,204 81,649 15,977.76
2008 238,351 73,484 16,988.77
2009 238,351 67,759 18,658.07
2010 219,521 65,225 20,706.13
2011 210,812 62,387 22,478.86
2012 204,196 59,997 23,988.96
2013 198,394 58,539 25,013.82

先進国との比較


 とは言え、先進各国と自動車事故状況を比較すると、特に台数1万台あたりの交通事故死者数では、中国はかなりの高水準にあることがわかります。ただ、台数1万台あたりの死亡者数では、2011年では0.18人の差(中国2.78人、韓国2.6人)があった韓国の水準に2012年で並びました。中国の万車死亡率は2013年には2.34人に低下しているので、2013年で韓国を逆転しているかもしれません。
 なお、中国の公安当局が交通事故の中でも重大な交通事故の減少に重きを置いていることなどから、中国では事故件数の捕捉が十分でない状況にあるので、そうした点も勘案してデータを見る必要はあります。



2012年交通事故状況 (「交通事故統計年報」から引用)
事故件数(千件) 死亡者数(人) 死亡者数/万台 死亡者数/10万人
韓国 不明 5,392 2.5 10.8
中国 204 59,997 2.5 4.4
アメリカ 5,615 33,561 1.26 10.7
フランス 60 3,653 0.9 5.6
イタリア 187 3,653 0.7 6.2
スペイン 83 1,903 0.6 4.1
日本 665 4,411 0.53 3.3
イギリス 151 1,802 0.51 2.8

免許3年未満のドライバーが3分の1以上の事故を起こしている


 モータリゼーションの急速な進展は、免許証保有者の増加という現象も生み出します。中国においては、約30%のドライバーが運転歴3年未満のドライバーで、その約30%のドライバーが中国全体の33%の事故を起こしている実態にあります。新人ドライバーの増加が自動車事故の増加につながるとの認識から、中国政府では運転免許取得が厳格にしてきています。各企業において自動車事故防止の取り組みを展開していくにあたっては、このような運転歴の浅いドライバーの事故をどのように防止するかが、重要なポイントの一つになります。

   

保有者数 事故件数 死亡人数 負傷人数
構成比 構成比 構成比 構成比
合計 45,149 100.00% 152,735 100.00% 45,149 100.00% 162,435 100.00%
1年未満 6,114 13.54% 23,323 15.27% 6,114 13.54% 25,917 15.96%
2年未満 3,831 8.48% 14,447 61.94% 3,831 8.49% 15,878 9.77%
3年未満 3,689 8.17% 13,057 90.38% 3,689 8.17% 14,013 8.63%
4年未満 3,401 7.56% 11,621 89.00% 3,401 7.53% 12,452 7.67%
5年未満 3,045 6.74% 10,390 89.41% 3,045 6.75% 10,900 6.71%
6-10年 12,115 26.83% 39,992 384.91% 12,115 26.83% 41,281 25.41%
11-15年 6,316 13.98% 19,874 49.69% 6,316 13.99% 20,540 12.65%
16-20年 4,628 10.25% 13,739 69.13% 4,628 10.25% 14,609 8.99%
20年以上 2,010 4.45% 6,292 45.80% 2,010 4.45% 6,845 4.21%

自動車事故の原因や形態


事故原因の特徴


 「交通事故統計年報」によれば、2012年の中国の交通事故のうち、自動車の法律違反に起因する事故が90%以上を占めており、死亡者数では92%を占めています。中国の道路交通安全を考えるとき最も大切なことは、法律違反をさせないことであることがわかります。表には出していませんが、自動車以外の車両(自転車等)の違反による事故が約5%、歩行者や同乗者による事故が約1%となっています。(因みに、日本では歩行者が第一当事者になる割合は約3%です。)
 自動車違反の中では、スピード違反や優先走行・歩行妨害の比率が高いことが目立ちます。

事故件数(件) 死亡人数(人) 負傷者数(人)
構成比 構成比 構成比
自動車違法(バイク等も含む) 小計 176,432 88.93% 53,221 90.92% 190,638 89.20%
スピード違反 6,430 3.24% 3,075 5.25% 6,336 2.96%
飲酒運転 4,886 2.46% 2,209 3.77% 5,021 2.35%
逆行運転 7,452 3.76% 2,552 4.36% 9,866 4.62%
過労運転 1,271 0.64% 677 1.16% 1,600 0.75%
進路変更違反 3,891 1.96% 745 1.27% 4,536 2.12%
追い越し違反 4,598 2.32% 1,378 2.36% 6,179 2.89%
後退違反 2,637 1.33% 733 1.25% 2,002 0.94%
違法Uターン 3,024 1.52% 340 0.58% 3,492 1.63%
違法すれ違い 5,743 2.90% 1,610 2.75% 7,700 3.60%
違法牽引 45 0.02% 24 0.04% 41 0.02%
違法割り込み 1,546 0.78% 423 0.72% 1,523 0.71%
違法道路走行 4,858 2.45% 2,241 3.83% 4,962 2.32%
違法駐車 983 0.50% 261 0.45% 994 0.47%
指定通行区分違反 4,846 2.44% 1,353 2.31% 5,000 2.34%
積載方法違反 1,423 0.72% 1,112 1.90% 1,589 0.75%
過積載及び危険品輸送 226 0.11% 158 0.27% 160 0.08%
信号違反 4,649 2.34% 1,195 2.04% 5,722 2.68%
優先走行・歩行妨害 29,295 14.77% 6,225 10.64% 31,254 14.62%
無免許運転 14,767 7.44% 5,639 9.63% 17,059 7.98%
無灯火 289 0.15% 97 0.17% 235 0.11%
その他の安全に影響する行為 73,573 37.08% 21,174 36.17% 75,358 35.26%
自動車過失(非違法) 小計 8,311 4.19% 2,269 3.88% 9,130 4.27%
ブレーキ不適切 680 0.34% 184 0.32% 744 0.35%
ハンドル不適切 350 0.18% 68 0.12% 455 0.21%
アクセル不適切 72 0.04% 13 0.02% 74 0.03%
運転操作不適切 7,209 3.63% 2,004 3.42% 7,857 3.68%
その他の事故
(自動車以外の違法・過失等 
 13,651 6.89%  3,049 5.21%   13,956 6.53% 
合計  198,394   100.0% 58,539  100.0% 213,724  100.0% 
(注)構成比は全体の事故件数204,196件に占める構成比を示しています。

事故形態の特徴


 事故件数では側面衝突による事故が約40%を占め、死亡者数でも約3割を占めています。(因みに日本での衝突事故は死亡事故の約10%を占めるにすぎません。)死亡事故では、60%強が車両相互間の事故に起因し、25%強が人との衝突に起因しています。事故件数の補足が十分ではないことの一端が車両単独事故の割合が低くなっている点に見受けられます。

事故件数  死亡人数
構成比 構成比









小計 127,345 64.19% 31,689 54.13%
正面衝突 20,728 10.45% 6,629 11.32%
側面衝突 80,069 40.36% 16,988 29.02%
追突 15,948 8.04% 5,843 9.98%
通過時衝突 2,760 1.39% 666 1.14%
すれ違い時衝突 1,685 0.85% 386 0.66%
その他の衝突 6,155 3.10% 1,177 2.01%
駐車車輌との衝突 7,984 4.02% 3437 5.87%
その他の車輌との衝突 3,575 1.80% 736 1.26%
 以上の車両間衝突計 138,904 70.01% 35,862 61.26%
 人との衝突  45,367 22.87% 15,171 25.92%
 車両単独事故(横転、固定物との衝突等) 14,123 7.12%   7,506 12.82%
 すべての事故合計 198,394 100.0% 58,539 100.0%


車種別状況


 事故状況を用途別にみると、事故件数では私有車の事故が約70%を占めています。また、トラック(一般)の事故は事故件数では19%弱の構成比ですが、死亡者数や直接財産損失額のの約30%もしくはそれ以上の構成比となっており、重点的な事故防止対策が望まれます。また、中国固有の問題として注目されている電動自転車については、その台数の増加とともに、事故件数や負傷者数の構成比は5%弱まで高まってきており、対策の強化が期待されるところです。




道路の種類と事故件数・死亡者数


(注)中国の道路分類
種類 等級 平地での
最高速度
(q/h)
備考
自動車
専用道
高速道路 120 高等級道路
一級道路 100
二級道路 80
一般道 二級道路 80
三級道路 60 低等級道路
四級道路 40
 中国では、各種道路を左記(注)の通り分類しています。
 この分類で自動車事故件数や死亡者数を見てみると、下の表になります。
 ここから分かることは、高速道路、一級道路や二級道路と言われる制限速度が高い道路における死亡者が多いということです。具体的には高速道路から二級道路までの「高等級道路」では、事故件数の構成比は約3分の1に過ぎないのですが、死亡者数の構成比は半分弱となっていることです。
 既に見てきた事故形態の特徴と併せて考えれば、こうしたスピードの出る道における事故は、死亡者を出す確率が高く、特に、正面衝突や横転、転落といった事故を防止するための取組みが求められる状況が窺えます。単に、ドライバーの意識や技能といった点ばかりでなく、自動車の整備面の課題もクローズアップされてきます。




事故件数 死亡者数 負傷者数
構成比 構成比 構成比
合計 198,394 100.00% 58,539 100.00% 213,724 100.00%
小計 114,287 57.61% 41,641 71.13% 126,163 59.03%
高速 8,693 4.38% 5,843 9.98% 11,169 5.23%
一級 18,198 9.18% 6,352 10.85% 18,518 8.66%
二級 36,556 18.43% 13,642 23.30% 39,803 18.62%
三級 22,936 11.56% 7,499 12.81% 25,845 12.09%
四級 15,956 8.04% 5,006 8.55% 17,736 8.30%
それ以外 11,948 6.02% 3,299 5.64% 13,092 6.13%
小計 84,107 42.39% 16,898 28.87% 87,561 40.97%
都市高速道路 6,338 3.19% 1,540 2.63% 6,716 3.14%
都市の一般道路 66,937 33.74% 12,796 21.86% 69,272 32.41%
構内道路 537 0.27% 70 0.12% 525 0.25%
公共駐車場 79 0.04% 12 0.02% 65 0.03%
公共広場 63 0.03% 12 0.02% 59 0.03%
その他の道路 10,153 5.12% 2,468 4.22% 10,924 5.11%

 中国での事故防止の取り組み状況、成果や課題については「交通事故統計年報」巻頭の概要説明に記載されています。
  なお、2012年の統計データは別ページに記載しています。


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